2005年 05月 29日
アサシンアイ(パイクマン) |
さてさて、今回はスキル紹介という事でパイクマンの4次スキルである「アサシンアイ」についてのお話です。

このスキルはいまいち効果が体感できず、ショートカットキーから外されているスキルです。動作はなかなか格好いいのですが、前述の理由からあまり語るべきことも無いので、スキル紹介はこれで終わりです。
実は今回の本題はスキル紹介ではなく、「アサシン」についてのお話です。
「アサシン」の日本語訳は「暗殺者」となっていますが、この語源は麻薬の一種である「ハッシッシ」を古代インドの暗殺者が使用していたからだと言われています。
今、「アサシン」というとどのようなイメージが浮かぶでしょうか? ファンタジーの中に出てくる場合、大抵ゆったりとした黒などの地味なローブにマスクとフードで顔を隠し、ダガーなどの隠し持つのに都合のよい武器で、高額な報酬と引き換えに、依頼を受けた標的を確実に殺すことのできる能力を持っている場合が多いですし、RPGなどでは、非常に敏捷性や回避能力が高い反面、打たれ弱いという特徴を持っている場合がほとんどです。
ところが、史実のアサシンはそういったイメージとは少し違います。そもそも多くの暗殺は宗教対立の狭間で生まれたものであり、特にこれが顕著だったのが、イスラム教の始祖であるマホメットの死後のイスラム世界でした。マホメットの死後、イスラム教の指導者(カリフ)は選挙で選ばれるようになりましたが、もともとこのイスラム世界は、多くの部族がイスラム教を基盤に結束したものでしかなく、カリフの選出にあたっては、部族、宗派間での利害関係から多くの対立が生じたようです。
そんな状況の中で、自分の部族、宗派の考え方と異なるカリフを暗殺してしまえばいいという極論が生じ、特に熱心な信者が、彼らから見た「異教徒」のカリフや宗教指導者を暗殺する事が頻発することとなったのです。そしてそのような、宗教的使命感に燃えた暗殺者の事を、畏怖の念をこめて「アサシン」と呼ぶようになったと考えられます。個人的な意見では、宗教とはその扱いを間違えると麻薬と同類だと思っているので、アサシンの語源が麻薬であり、そのアサシンと呼ばれた暗殺者の多くが、語弊があるかもしれませんが狂信者であることは言いえて妙であると思います。
以上の点から、実際のアサシンは現在のアサシンのイメージとは随分異なる事が分かります。では、現在のアサシンのイメージは何処から生じたものなのでしょうか? それについては、また次回のお楽しみと言う事にしておきましょう。恐らく多くの方は大体想像がつくと思われますが、ヒントとしては「日本」です。
それにしても、今回この事について色々と本を読み漁っていて感じたことですが、この時代(イスラム成立からウマイヤ朝、アッバース朝近辺まで)の宗派、部族間の対立による暗殺などの歴史は、今現在、テレビ等でよく見る中東地域の某問題の構図によく似ていると思います。
「歴史は繰り返す」 人類は未だこの無限ループから抜け出す事はできないのでしょうか

このスキルはいまいち効果が体感できず、ショートカットキーから外されているスキルです。動作はなかなか格好いいのですが、前述の理由からあまり語るべきことも無いので、スキル紹介はこれで終わりです。
実は今回の本題はスキル紹介ではなく、「アサシン」についてのお話です。
「アサシン」の日本語訳は「暗殺者」となっていますが、この語源は麻薬の一種である「ハッシッシ」を古代インドの暗殺者が使用していたからだと言われています。
今、「アサシン」というとどのようなイメージが浮かぶでしょうか? ファンタジーの中に出てくる場合、大抵ゆったりとした黒などの地味なローブにマスクとフードで顔を隠し、ダガーなどの隠し持つのに都合のよい武器で、高額な報酬と引き換えに、依頼を受けた標的を確実に殺すことのできる能力を持っている場合が多いですし、RPGなどでは、非常に敏捷性や回避能力が高い反面、打たれ弱いという特徴を持っている場合がほとんどです。
ところが、史実のアサシンはそういったイメージとは少し違います。そもそも多くの暗殺は宗教対立の狭間で生まれたものであり、特にこれが顕著だったのが、イスラム教の始祖であるマホメットの死後のイスラム世界でした。マホメットの死後、イスラム教の指導者(カリフ)は選挙で選ばれるようになりましたが、もともとこのイスラム世界は、多くの部族がイスラム教を基盤に結束したものでしかなく、カリフの選出にあたっては、部族、宗派間での利害関係から多くの対立が生じたようです。
そんな状況の中で、自分の部族、宗派の考え方と異なるカリフを暗殺してしまえばいいという極論が生じ、特に熱心な信者が、彼らから見た「異教徒」のカリフや宗教指導者を暗殺する事が頻発することとなったのです。そしてそのような、宗教的使命感に燃えた暗殺者の事を、畏怖の念をこめて「アサシン」と呼ぶようになったと考えられます。個人的な意見では、宗教とはその扱いを間違えると麻薬と同類だと思っているので、アサシンの語源が麻薬であり、そのアサシンと呼ばれた暗殺者の多くが、語弊があるかもしれませんが狂信者であることは言いえて妙であると思います。
以上の点から、実際のアサシンは現在のアサシンのイメージとは随分異なる事が分かります。では、現在のアサシンのイメージは何処から生じたものなのでしょうか? それについては、また次回のお楽しみと言う事にしておきましょう。恐らく多くの方は大体想像がつくと思われますが、ヒントとしては「日本」です。
それにしても、今回この事について色々と本を読み漁っていて感じたことですが、この時代(イスラム成立からウマイヤ朝、アッバース朝近辺まで)の宗派、部族間の対立による暗殺などの歴史は、今現在、テレビ等でよく見る中東地域の某問題の構図によく似ていると思います。
「歴史は繰り返す」 人類は未だこの無限ループから抜け出す事はできないのでしょうか
by doryphorus | 2005-05-29 22:56 | スキルについて
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